自己破産と免責
自己破産と言うと「借金がチャラになる」と思ってしまいがちですが、正確に言うと、
裁判所から免責決定が出た場合に限り、借金が免除されます。
裁判所から免責決定が出た場合に限り、借金が免除されます。
自己破産の流れ
いわゆる自己破産には以下の2ステップ必要です。
「破産手続開始決定」とは裁判所によって「この人は借金を返済することができない」と宣告されることです。
自己破産の申し立てをしたのに破産手続開始決定がなされないケースとしては、
破産開始決定後、「借金をチャラにしても良いか」の審理が行われ、結果として「借金を払わなくてもよい」と決定されることを「免責許可決定」と言います。
- 破産手続開始決定(破産宣告)
- 免責許可決定
「破産手続開始決定」とは裁判所によって「この人は借金を返済することができない」と宣告されることです。
自己破産の申し立てをしたのに破産手続開始決定がなされないケースとしては、
- 返済能力があると判断された場合
- 自己破産に必要なお金を裁判所に納めなかった場合
破産開始決定後、「借金をチャラにしても良いか」の審理が行われ、結果として「借金を払わなくてもよい」と決定されることを「免責許可決定」と言います。
免責不許可事由
免責許可決定も破産開始決定と同じで、常に行われるとは限りません。
では、どういう場合に免責され、どういう場合に免責されないのでしょうか?
免責許可決定を受けるためには、「免責不許可事由」に該当しないことが条件になっています。
免責不許可事由はたとえば以下のものがあります。
A社の借金を返すために、B社から借金をして、そのB社の借金を返すために、C社から借金をするような状態は、客観的に見ると、すでに破産状態にあるにも関わらず、それを隠して借金をしていると思われても仕方がないです。
5番目については、2度目、3度目の自己破産に適用されます。
以前、自己破産の経験があり、7年経過していないのに自己破産した場合、免責されないということです。
免責不許可事由に該当しているからと言って、絶対に免責許可決定が得られないかというとそうではありません。 最終的には裁判所が免責するかしないかを判断します。
免責不許可事由に該当する方も、まずは弁護士などの専門家に相談されることをおすすめします。
では、どういう場合に免責され、どういう場合に免責されないのでしょうか?
免責許可決定を受けるためには、「免責不許可事由」に該当しないことが条件になっています。
免責不許可事由はたとえば以下のものがあります。
- 浪費やギャンブルなどで借金をした場合
- 裁判所から要請のあった資料を提出しなかった場合
- 特定の債務者だけに返済を行った場合
- すでに破産状態にも関わらず、借金を繰り返していた場合
- 免責許可決定後、7年以内に再度免責を申し立てた場合
A社の借金を返すために、B社から借金をして、そのB社の借金を返すために、C社から借金をするような状態は、客観的に見ると、すでに破産状態にあるにも関わらず、それを隠して借金をしていると思われても仕方がないです。
5番目については、2度目、3度目の自己破産に適用されます。
以前、自己破産の経験があり、7年経過していないのに自己破産した場合、免責されないということです。
免責不許可事由に該当しているからと言って、絶対に免責許可決定が得られないかというとそうではありません。 最終的には裁判所が免責するかしないかを判断します。
免責不許可事由に該当する方も、まずは弁護士などの専門家に相談されることをおすすめします。